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ガソリン高騰とバイオエタノールと穀物の高騰

| 2008-04-22 | 
本当に環境に優しいの? バイオエタノールの神話

 穀物の値上がりが激しい。すでに日本にも波及して、さまざまな加工食品が値上げされている。2006年7月以降で見ると、小麦や大豆、トウモロコシの価格はほぼ倍になった。
 倍になった理由はいくつかある。1つはオーストラリアの干ばつで、小麦の生産が大打撃を受けている。そしてもっと重要なのは、2007年1月にブッシュ大統領が発表したガソリン節約のためにバイオエタノールの生産を増やすという方針を発表したことだ。
 これによってバイオエタノールの原料としてトウモロコシに対する需要が高まり、トウモロコシの相場が上がった。米国の農家はトウモロコシの作付けを増やす一方で、大豆の作付けを減らした。この結果、大豆が値上がりすることになったのだ。
しかしバイオエタノールは本当に環境にやさしいグリーンな燃料なのか。米タイム誌(4月7日号)がこの問題をカバーストーリーとして取り上げている(関連記事)。
 この記事の中に、いくつか面白いことが指摘されている。1つは「バイオ燃料のうちサトウキビから作るエタノールだけが、作るために消費されるエネルギーよりも多くのエネルギーを作り出すことができる。ほかのバイオ燃料は、作るために排出される炭酸ガスを計算に入れると、差し引き炭酸ガス排出量のほうが多い」のだという。
 自国で穀物を生産している国は、穀物相場の高騰から国民を守るために輸出規制を行うことになる。とりわけその動きはコメをめぐって顕著に出ている。カンボジアがコメの輸出を2カ月禁止、インドは長粒種以外のコメの輸出を禁止した。インドネシアも輸出を規制する方針と伝えられたほか、エジプトは小麦の値上がりで消費者のコメに対する需要が増えたことから、4月から10月までコメの輸出を禁止した。さらにアルゼンチンは、小麦の輸出手続きの停止期間を延長し、ウクライナは4月に小麦の出荷を停止した。カザフスタンも小麦の輸出を9月1日まで停止している。
 人間とクルマが「食糧を奪い合うという構図になる」という指摘はつとになされていたが、こうも早くその効果が現れるとは想像できなかった。日本のように食糧自給率40%という国は、果たしてこれからどうなっていくのか、不安になるのは筆者だけではあるまい。


まとめると、
ガソリン節約のために始まったバイオエタノールの増産の余波を受けて、
穀物全体が高騰しており、まさに車と人間の穀物の取り合いが起こっている。
穀物輸出国も輸出を控えるようになって食料自給率の低い日本は困る。
ということです。
とりわけ小麦の高騰は日本に対する影響が大きいですね。
日本は米なら自分で作れるのでみんな米食いましょう。

そもそもガソリンの高騰がこの一連のバイオエタノールの問題を引き起こした
と思うのですが、ではガソリンの高騰がなぜ起こったかというと、
アメリカで金融不安が起こって一次産品に投機マネーが流れたからです。
そして相対的に低金利状態の日本がその投機マネーの一部を供給しています。
グローバル化とマネー経済の発達は今後とも経済に予期しないインパクトを与え続けるでしょうね。

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