
マイクロソフトによるヤフーの買収問題
| 2008-05-05 |
マイクロソフト、ヤフー買収断念の背景
マイクロソフト(MS)が3日、買収を断念したヤフーは1990年代半ばからのインターネット普及に合わせて急成長し、自由で開放的なネット文化を体現した旗手であり、いわばネットの“申し子”だ。このため、ヤフーが、IT界の巨人・MSから独立性を死守したとみる向きもある。ただ、両社とも、ネット事業の中心となった検索サービスで首位のグーグルに水を開けられており、買収撤回は経営面でいばらの道が続くことを意味する。
ヤフーと、MSのネット事業「MSN」はともに、さまざまな情報やサービスを原則無料で一元的に提供し、広告収入で稼ぐ「ポータル(玄関)サイト」のビジネスモデルが中心だ。一方、グーグルは精度の高いキーワード検索と、検索結果に関連した広告を的確に表示する機能を組み合わせて躍進。検索を最も価値が高いネット・サービスに引き上げた。
今回の買収提案では、検索連動広告で約6割のシェアを握るグーグルに対して、2位のヤフーと3位のMSが手を組み追撃態勢が整うところだった。その買収が頓挫したことで、グーグルの背中は遠のいた。加えて、MSにとっては、ヤフーの集客力やサービス内容も取り込んでネット事業全般を強化するという思惑も水泡に帰した。
ネットの高速大容量接続の普及で、ソフトウエアをネット経由で提供するサービスが増加。MSは主力事業のソフト販売が縮小する恐れがある。ネット経由のサービス拡大が急務だっただけに、戦略の抜本的な練り直しは不可避だ。
一方、ヤフーの経営陣は今後、MSによる買収以上に企業価値や株価を向上させる方策を求められる。買収提案直前から約5割もつり上がった株価は、急落する可能性が高い。低迷する業績の急速な改善も難しく、株主が経営責任を問う場面も予想される。
勢いを増すグーグルに対抗するためには、MSもヤフーも他社と手を組むことが近道。今後も両社を軸に、業界再編の圧力は続くことが見込まれる。(上野嘉之)
敵対的買収もやめたんですね。
グーグルの台頭に言及すると、人海戦術もロボットには適わないってことですねぇ。
しかしこの記事随分買収を肯定してますな。
一極集中し過ぎてまずい気がしますが。
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